repentance


自分の事を書こうとすると筆が止まって固まってしまう。それだけ何もない。自分ではそう感じているんでしょう。
これまでの後悔の事を書こうと思っても、後悔したその時を覚えているだけで、その結果がどうだったのかを思い出せない。それだけ嫌な事だったんでしょう。忘れてしまいたかったんでしょう。
止まっていたものが動き出したような気がしても、傷跡を見てはまた立ち止まるのかも知れない。ずいぶん人間らしいでしょう。

肉体的にはピークを過ぎて、人生もう折り返しです。これまでの悔いを弔っては思い出に還してやりたい。幸い身体的な傷跡というものはありません。頭の中だけです。手首を切ったりするような事がなかった。僕はいつも頭の中でばかり悩んでいた。考えていた。後悔しては考えていました。