太公望ではない

冷蔵庫の奥から桃を発見したのだけれど、桃に目のない僕は「コレいつのだろう」と思いながらもその皮を剥き、なんとなく水分がなくなりスポンジーな表皮から1cmほどの部分を削り取って「イケるやん」と美味しく食べてしまったのだけれど、今になってその桃が軽く二週間は前に貰ったものの残りだと思い出して、お腹を心配しながら、寝ようかどうか、トイレで待機していようかどうかと、一人戦々恐々とする夜。桃は、まだ一個残っている。